不幸の味


実は人間って、不幸を抱えていたいものなのかも知れない。


カラッと明るくて、何の悩みもなさそうな人を見て
幸せそうだな。あんな風に生きたいな。と思うのと同時に、
何だかこの人何も考えてなさそうだな~~。
って、そう思うことは、ないですか。


「いいね~、幸せで。」って言われたとき。

バカにされた!って思ったり、しませんか。
「これでも色々悩みがあるんだよぉ~。」って返しておかないと、
深みのない人間と思われてしまいそうな、そんな気がしませんか。


誰かの言葉にグサッときたとき。

無神経な人っていいよなぁ~。
人に気を遣わなくていいから、ストレスがなくて...。
(でも私は繊細で人にも優しいから、そんな無神経な生き方、できないわ)
って、小さな軽蔑がはしりませんか。(それは私です)


不幸、というのは、それを抱えているだけで、

私は一生懸命生きてる、って思えてしまう麻薬のようなものかも知れない。


不幸から解放されて、
不幸から自由になって、
不幸はあなたから離れたがっているのに。


料理をつくるつもりが、材料で遊んでしまっている子供のように。


いつまでたっても、別の何かに変化させようとせず、
粘土のようにこねくりまわして、時を過ごし、
混ぜて、焼いて、盛りつけて...の、次の段階に進みたくないのかも知れない。


混ぜて、焼いて、盛りつけて、美しい料理が出来上がるのに、
そんな素敵な出来上がりを想像できずに、
いつまでも、その手ざわりを楽しんでいたいのかも知れない。


そんな風にしている限り、
「料理に取り組んでいる(ように見える)自分」はずっと続くわけで、


「あら、えらいわね!」という誉め言葉でも
「いつまでも遊んでないで、仕上げなさいよ~!」という小言でもいいから

誰かに、「一生懸命生きてる自分」として、構ってもらいたいのかも知れない。


そんな風に言ってくれるような 誰か が見ていなくても、
自分自身が、そう思いたいのかも知れない。





料理とは、科学反応。
形を変え、色を変え、成分変化する、理科の実験のようなもの。


初めての料理にチャレンジするように、思い切って、次の過程へ進んでみよう。


レシピがなくて不安かも知れないけれど、
あなたが自由にアイディアを盛り込める、創作料理だよ。


失敗するかも...?


失敗なんてありえない。
出来たものがあなたの作品。それがあなたの味。


失敗作だと落ち込んだって、大丈夫 ^-^


しっぱいは せいこうのもと と、いうもんね...。
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by marca-mia | 2005-12-30 16:10 | 思うこと・自分


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