ゆるし と 癒し


前回の記事 わたしは あなたを ゆるします。 は
一週間以上前に下書きしたものでした。


下書きができた時点で、気持ちはとても高揚していたのですが
何となく勇気が出なくて なかなかUPすることができず
そのまま寝かせておきました。


その間に、以前から書きかけだった記事をあげていたのですが...。


そうこうしているうちに、
思いがけず 私と夫の間に激しいやりとりがあったのです。



丁度一週間ほど前のことです。







夫と、ささいな、どうでもいいことでぶつかりました。
ささいなことのはずだったのに、どんどん気持ちの行き違いが起こって
なかなかお互いの本心を通じ合わせることができず、
私はだんだん意地になってきていました。


夫も、色々考えて対応してくれるのですが
それが全部 私に通じないので、苛立って怒鳴ったりしていました。


私はなんだかんだと言って話を長引かせ
夫から自分の望む答えを引き出そうとして、因縁をつけつづけました。


子供のように夫にまとわりついて 駄々をこねつづける私を置いて
夫は外出していき......。(用事があったのです)


私は寝室へ行き、布団を被って自分と向き合いました。



見捨てられた気分で悲しくて。
自分が何をやらかしてしまったのかも充分わかってて、情けなくて...。


ジワジワ、ジワジワと 涙が出てきました。
 


泣いてるうちに 徐々に大きな波が押し寄せてきて、
自分でもどうにもならない力に押されて号泣しました。



そのうち 嗚咽とともに、体の奥から
得体の知れない感情のうねりが湧いてくるのを感じました。


何度も何度も 布団を叩きました。
フゥウーッ!!フゥウーッ!!と叫びました。
自分でないものが 自分を衝き動かしているようでした。



その時、腹の底からこみあげてきたのは...
悔しさとも 憤りともつかぬものでした。

夫へのものだけではない、
もっともっと古くから 私の中に封じ込められていた感情が、
意識上に 溶岩のように ドクドクと噴き出していました。



なんで...?なんで...!!
なんで私が変わらなくちゃならないの!?
なんで 私が...譲らなくちゃいけないの!?
なんで 私が...あきらめなくちゃいけないのよ!!


今まで、ずっと、変えてきたのよ!!
何度だって、何度だって、自分を変えてきた!!
どうして どうして 私ばっかりなの...!?


いやだ いやだ ぜったい いや!!
私が先に変わるなんて ぜったい いやだ!!
いやだ...!!
いやだ...!!
いやだ...!!


い・や・だーーーー!!





今までの人生で感じてきた悔しさが、
一気に憤怒となって湧き上がってきたようでした。



親に対してか
姉妹に対してか
友人に対してか
男達に対してか...。



なんだか分からないけれど
夫とのことだけでないことは確かです。



「誰か」や「何か」に対してと言うより、
対象が無いような 純粋な“抵抗感”


変わろうとしている自分自身に対して 必死に抗おうとするかのような...


“抵抗感の渦”が、私の体いっぱいに溢れかえりました。


狂ったように泣き続け、もがきました。




......どのくらい、時間が経ったのか 分かりません。



終わりが無いかのように思えた嗚咽が 徐々にやみ、


涙でぬれたほっぺが ヒリヒリするのを感じました。




ようやく泣きやんだ私の胸に、

しみじみと ふつふつと 広がってきたのは......




“ああ...夫をゆるしたいなぁーーーーー。”


という やさしい気持ちだったのです。




夫に、いっぱい いっぱい 謝りました。
なんだか分からないけど、いっぱい 謝りたくなった。



私が泣いている間に帰ってきて、自室に入っていた夫も
なぜか、憑き物が落ちたような表情をしていました。
夫も 謝ってくれました。





私の場合、意識せずして、ですが...。
このブログで思う存分、
自分の奥から湧いてきた ネガティブな感情を吐き出させてもらうことで、
ひとつずつ それを脱ぎ捨てていたような気がします。


それでも 脱ぎ捨てきれないものが 涙になったり
別の機会に 感じる場をもたらされるのでしょう。


私は子供時代のことを随分整理できていると思っていましたが......
もしかすると、胎児の頃の悔しさや 抵抗感までもが
よみがえってきたのではないか...。
...そう思ってしまうくらいの、
深い深いところから湧き上がってくるような、
不可思議で なおかつ純粋な感情でした。



あたらしく出会うもののようでもあるけれど、
間違いなく、自分の奥から湧いてきた思いなのです。




その後、読みかけていたスペザーノの本を読みすすめると
私に起こったことを説明するかのような記述が
そこここに書かれていました。




泣いてる間は、自分がどこへ向かっているのか
まったく分かりませんでした。


どうして私は、こんな醜い負の感情を、こんなにも激しく感じているんだろう。
せっかく“夫をゆるす”と決められたのに。
なぜこんな風に、逆戻りしてしまうんだろう。
私はこのまま、変われないんだろうか...。
私は どこへ行くんだろう...。


そんな疑問が 頭の隅っこにありながらも、
最終的には感情に身を任せ、感じつくしたことで、
大きな癒しが起こったようです。




この出来事があってから
夫といるのが苦しくなくなりました。


“ゆるせる”と思えているかどうかさえも 気にならなくなりました。



この数ヶ月...私が感じていた苦しみも、悲しみも、
ここを目指していたのかも知れません。



何がどう働いたのかは 結果論にしかすぎませんし、
考えてもキリのないことですが...


“夫をゆるす”と決めたことが、この癒しをもたらしてくれた...。



そんな気がしてなりません。
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by marca-mia | 2007-03-04 01:24 | 思うこと・自分


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